みなさん、こんにちは。 ガイドIです。
以前、東南のFBで紹介したと思いますがスタッフブログでは紹介したことのない多分、東南植物楽園でしか見ることのできないマニアックな植物を紹介します。
はい、この植物なんだか幹のところに赤い塊が見えませんか?
この植物は「クライ・ホーム」とタイで呼ばれていて日本名はありません。
タイ北部の固有種で多分、東南植物楽園にしか植わっていないのではないでしょうか?
コミカンソウ科(旧トウダイグサ科)アマメシバ属の「クライ・ホーム」。
植物に詳しい人ならアマメシバ科と聞けば分かると思いますが、アマメシバは昔健康被害で話題になった植物で日本では一気に植栽栽培数が減少した植物です。
その同属の「クライ・ホーム」なのできっと東南植物楽園にしか植栽されていないのかと思われます。
さて、赤い塊の正体ですが…
花でした!! 先日このブログでも紹介されていた「キバナサラカ」同様にこの「クライ・ホーム」も幹生花なので幹から大量の花を開花させます。
この花、実は面白い秘密が隠れているのですが、花を採取して指先ですり潰し匂いを嗅ぐと…
カレーの香りがするのです。もっと近い表現はカレーせんべいを食べた後の指先の香り…
この香りから「クライ・ホーム」の英名はカレーフラワーと呼ばれています。
皆さんもこのマニアックな植物の花の香りを楽しみに東南植物楽園に遊びに来てくださいね!!