梅雨も明け、暑い日々が続きます。
 
そんなときには夜の植物園がお勧めです。
 
そして夜の植物と言えば、この花
 

 
ドラゴンフルーツです。
月下美人に似た大きな花を、夜にたった1日だけ咲かせます。
写真は朝に閉じかけているものをとったので、夜に見るともっと花弁を開ききり、めしべが際立ったとても美しい花を咲かせています。
花には甘い香りがあり、開花すると遠くを歩いていても咲いていることが分かるくらいです。
 
ドラゴンフルーツの花は日没後1時間程度で開き始めます。
ゆっくりと開き始めておよそ30分～1時間くらいで全開となります。
 
ただ、この花、開花のタイミングは気温にも左右されるようで、気温が高いと日没後1時間以上経っても咲いてくれません。
以前、花を写真に撮ろうと日没1時間後にカメラを構えてスタンバイしていたところ、いつまで経っても咲いてくれません。その日は夜になっても30度以上の高温が続いていたため時間がかかったようで、結局、日没後3時間を経過してようやく咲き始めたことがありました。
なかなか繊細な花です。
ちなみに、ご自宅で鉢植えで育てていれば、昼夜逆転に挑戦してみるのも良いと思います。
蕾が垂直の角度にまで先端を上に向けだしたら、日中暗室へ、夜にライトを当てという作業を繰り返すと、昼にお花を見ることも可能です。
 
さて、これから月下美人の花の時期。
蕾もたくさん着いています。

 
東南植物楽園では金曜日、土曜日、祝日の前日は夜10時まで開園しています（入園は9時まで）。
レストランでディナーを食べて、涼しくなった夜の植物園を散策しながら、夜の花々の甘い香りと豪華な姿を楽しむのもおすすめです。

S.Mでした。