こんにちは。
このところ、過ごしやすい気候になってきました。
沖縄では短い秋の到来です。
さて、この時期園内でたわわになっているのが、こちら。
タコノキ(ビヨウタコノキ)です。
木からぶらぶらと着いているので、たまにお客様からこれは何か、と聞かれることがあります。
沖縄で多く見られるアダンにも似ていますが、こちらはマダガスカル原産のビヨウタコノキ。すっと上に伸びていくのが特徴です。
ちょうど今、園内はこのタコノキの花盛りです。
タコノキのお花は雄と雌が別々の木に着きます。
こちらは雄の花。甘い香りがするので、咲き始めは大量のミツバチがやってきます。
そして、雌の花はこちら
既に、実が着いているようにみえますが、ちゃんとお花です。
この状態から1週間もすると、パイナップルのようなぼこぼことした果実の姿に変わるという、とってもスピーディーな花なのです。
さて、園内ではもう一つ別の種類のタコノキが見られます。
それがこちら、
オガサワラタコノキです。
こちらは小笠原諸島に自生する固有種。
アダンと同様、オレンジ色に熟した果実は甘く、美味しく食べることができます。
オガサワラタコノキとビヨウタコノキ、違いは果実を見るとはっきり分かりますが、今日はもう少し細かい見分け方を伝授します。
それは、棘の色です。(細かすぎ~)
オガサワラタコノキの棘は、色があまりはっきりしませんが、
ビヨウタコノキは棘が赤い。
これで、果実が無くても見分けられますね。
「ん~~ あまり使うところが無いネタだ」と思った方。
是非来園して、お連れ様に自慢してみてください。
(自慢になるかどうかは分かりませんが。。)
aikoでした。